それは
このデニムは何でしょうか??
ぱっと見ると普通のデニム生地
でも良く見て下さいね
デニム生地好きな方はこの違和感に気づくのではないでしょうか。
何と幅が10cmの両端耳付きデニムなんです!!
広幅と言われる現在の新しい織機で織り上げた生地は、生地幅が約160cm前後
そしてダルチザンの定番ジーンズなどに使われる
昔のシャトル織機で織り上げた生地は80cm前後
このデニム生地は10cm幅しかないんです(笑)
今回は、無理を言って、10cm幅と20cm幅の生地を織り上げてもらいました。
なぜって??
それは…
今から20年以上前に製作した
伝説となっているジーンズを復活させる為…
(20周年の時も一度復活したアイテムですね)
そのジーンズとは
ぱっと見た感じは普通のジーンズ
でもただのジーンズではないんです。
それは…
まず、足の裾部分…
おお…
セルビッチがいっぱい!!
そして……
コインポケットにもセルビッチ!
ボタンホール裏にもセルビッチ!!
おおー
帯裏にもセルビッチ!!!
(何て贅沢な……)
こんなところにもセルビッチ!!!!
(何で??)
隠しリベット裏ヨコにもセルビッチが!!!!!
(えーー)
股部分にも贅沢にセルビッチ!!!!!!
(わー、お腹いっぱい)
インシーム(内側の縫い目)もセルビッチ!!!!!!
(もう何だか分からないぐらいのセルビッチの量)
あー、どこを見ても
セルビッチ
セルビッチ!!
セルビッチ!!!!!!
セルビッチだらけだー
(それもホワイトヘアオンハイドパッチ!!)
(初期のバックポケットステッチ)
こんなジーンズは
ダルチザンしか製作しないんじゃないでしょうか?(笑)
それも徳島県の蓼正藍でかせ染めした糸を贅沢に使用!!!
本当に生産性が低くて非効率なジーンズです(笑)
1本のジーンズを製作するのに何十mの生地がいるのやら……
昔からこんなジーンズを作りつづけるダルチザン
今年は35周年になります。
皆様、これからもダルチザンを宜しくお願いします。
(こんな商品を作るダルチザンが私は大好きです(笑))
商品については
http://www.dartisan.co.jp/web_shop_detail.php?item_cd=1270&cate_cd=36