お待たせ致しました。
毎年限定数のみ入荷の「和歌山吊り編みスウェット」シリーズが入荷しております。
和歌山?吊り編み??という方のために、少しレクチャー!
「吊り編み」とは、天井から吊るされた機械(吊り編み機)によって糸に余分なテンションをかけずに、糸をリラックスさせた状態でゆっくりと丁寧に生地を編み上げる製法です。
糸そのものの柔らかな風合いがそのまま生かされた、ふっくらとした風合いの生地が特徴で、洗濯を繰り返すうちにゴワゴワになってしまうことがないのも大きな特長です。
明治の終わりから大正の始めにかけてヨーロッパから日本に伝えられたこの吊り編み機は、高級肌着の生地の生産を中心に広がり、1960年代頃までは最もポピュラーなスウェット生地の製法でした。
1940~60年代のスウェットがヴィンテージでありながら、その機能的価値を損なうことなく現存し、価値あるものとされているのは、デティールの細かさも去ることながら、なにより「吊り編み機」で編まれた生地による丈夫さと希少さによるところが大きいといえます。
しかし、残念なことにその生産性の低さと高いコストから、1970年代の高度経済成長期を境に「吊り編み機」は、激減していきます。
2014年の現在この吊り編み機が世界で唯一稼動している場所、それが「和歌山」なのです。
「吊り編み機」が辿ってきた運命は、ダ・ルチザンのジーンズの原点である「旧式シャトル織機」にも重なり、デニムにとって「児島」が特別な場所であるように、スウェットにとって「和歌山」もまた特別な場所なのです。
ジーンズ譲りの「レプリカイズム」で1940~50年代のヴィンテージスウェットの細かいデティールを忠実に再現した「和歌山吊り編みスウェットシリーズ」は、まるで当時の商品が時を越え、そのまま現代に甦ったかのような浪漫があり、10年、20年と着込んでいただけるプロダクトです。
それぞれオートミールとネイビーの2カラーです。
1950年代までのヴィンテージスウェットにおける最大の特徴、汗染みと伸縮補強のための「両Vガゼット」仕様。
首元の伸びを防止する為に考案された、リブで生地を挟み込むバインダーネック。
裾と袖の針抜きリブもまた、40~50年代のヴィンテージ仕様をしっかりと踏襲。
裏起毛で保温性も抜群。
毎年冬が来るのが待ち遠しくなる、そんなプロダクトです。
同じく、40~50年代のヴィンテージ仕様を盛り込んだパーカータイプもご用意。
ゆっくりと時間をかけて編まれる生地のため、毎年生産数には限りがございます。
あらかじめご了承下さい。
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